
ニキビができやすいタイプの人は、いろんな化粧品を試してみたり病院に行ったりしていても、「またできてる…」という経験があるかと思います。
それはもしかしたら、ニキビをつくってしまう生活習慣に原因があるのかもしれません。普段の行動パターンをチェックして、生活を改善してみましょう。
ニキビ体質だとあきらめないで、脱・ニキビ肌!です。
ニキビができやすい生活パターン・チェック
まず最初に、自分の普段の生活パターンを以下の7つの項目でチェックしてみましょう。
どの項目もニキビができやすくなる原因です。それぞれに理由があるので、生活習慣を見直すきっかけにしてみましょう。
1. 甘いものやバター味が大好き
糖分も脂肪分も身体に必要な栄養素ですが、食べすぎは禁物。皮脂の分泌が増えて、ニキビの原因になります。
ケーキやスナック菓子、クリームやバターの摂取は控えめにしましょう。
2. 辛い食べ物やコーヒーなどの刺激系が好き
コーヒーや刺激のあるスパイスは、胃腸を刺激して皮脂の分泌を増加させることがあるため、なるべく控えるように心がけましょう。
刺激のあるスパイスを摂取しすぎると、胃腸の調子も悪くなりやすく、ニキビの原因になります。
口のまわりにポツポツとニキビが出たら、胃腸が荒れているサインかもしれません。
3. ストレスが多い
ストレスを抱えたままでいると、自律神経の調整がうまくできなくなり、ホルモンバランスが乱れます。
その結果、男性ホルモンが優位になって肌の皮脂量が増え、ニキビができやすい体質になる可能性があります。
また、肌のターンオーバーのサイクルも乱れるので、それもニキビへとつながります。
4. メイクをしないで外に出ることが多い
メイクをしなければ肌の負担は少ないんじゃないの?と思う人もいるかもしれません。
でも、実はニキビができやすい人ほど、メイクをしたほうがいいんです。
外出するとホコリや花粉が肌に付着しますが、ファンデーションやパウダーを顔に塗っていると、外からの影響を受けにくくなります。
界面活性剤や油分の使用を極力抑えたルースタイプのニキビ用ファンデーションやパウダーを選び、肌への負担を減らして軽めのメイクで外出するようにしましょう。
5. ファンデーションやパウダーのスポンジやパフは、汚れたなと思ったら洗う
汚れたスポンジやパフは、ニキビを悪化させるアクネ菌の温床です。ファンデーションには、アクネ菌の大好物である油分が含まれています。
そして、一度使ったパフには、自分の肌に住んでいるアクネ菌が移っているので、くり返し使うことはパフの中でどんどん繁殖したアクネ菌を肌にこすりつけているようなものです。
裏表を使ったら洗うようにしましょう。面倒な人は、使い捨てにするつもりで、100円ショップなどでまとめ買いをするとよいでしょう。
6. シーツや枕カバーはひと月くらい洗わなくても平気
あなたはどれ位の頻度でシーツや枕カバーを交換していますか?
ニオイをかいでみて、ちょっと汗臭いと思ったら洗う、という人も多いのでは?
それがニキビの原因になっているかもしれません!
頭皮から出る汗や皮脂、寝ている間に身体から出る汗がしみついたシーツや枕カバーも、アクネ菌にとっては好都合な棲家です。
シーツ類は、できれば週に一度は取り替えるように心がけましょう。
枕カバーは毎日でも取り替えたいところですが、面倒ならワンタッチ式の枕カバーや清潔なタオルを枕の上に敷くなど、工夫しましょう 。
7. 夜型で寝るのが遅い、またはあまりよく眠れないことがある
寝不足や不規則な就寝時間は、体内時計を狂わせて、自律神経を乱れさせる原因になります。
また、睡眠不足は新陳代謝を低下させ肌のターンオーバーを阻害するため、ニキビの原因となる皮膚の角化異常を引き起こしやすくなります。
そうなると、皮膚がゴワゴワとかたくなり、ウロコのようになってはがれ落ちたり、湿疹ができやすくなったりします。
ニキビのできない美しい素肌をつくるためにも、美肌がつくられる午後10時から午前12時の間には眠りにつくようにしましょう。
そして健康な身体で肌のターンオーバーを正常に導くためにも、7時間から8時間の睡眠を取るように心がけましょう。
ニキビ体質からお別れするための4か条
ニキビの原因となる生活習慣を見直したら、次はもう少し積極的に生活を改善してみましょう。そこで、ニキビ体質からお別れするための4か条を紹介します。毎日守れるようにがんばってみましょう!
その1. ニキビができにくい食事をすべし!
ニキビの原因になりやすい食べ物については、生活パターン・チェック1で説明した通りです。
ここでは、ニキビ体質を改善する食べ物を紹介します。
毎日の食事に積極的に取り入れましょう。
- 魚類、レバー、大豆食品:肌の脂質を押さえる効果のあるビタミン、ミネラルを多く含む
- イチゴ、レモン、緑黄色野菜、豚肉:抗酸化作用のあるビタミンCを含む
- 玄米、牡蠣、ゴマ、海藻類:肌の新陳代謝を活発にするミネラルの中でも、特に亜鉛を多く含むもの
その2. ストレスを上手に発散すべし!
毎日の生活の中でたいしたことがないと思っているささいなことでも、ストレスが蓄積すると、心だけでなく身体にも支障をきたします。
ニキビの原因となるストレスを上手に解消して、穏やかな気持ちで過ごせる工夫をしましょう。
ここでは、毎日少しでもストレスを発散するアイディアを紹介しますので、ぜひ取り入れてみましょう。
- 朝起きたら、窓を開けて新鮮な空気を取り込む
- 入浴時間を瞑想タイムに使い、電気を消してゆったりとお湯につかる
- 朝か夜、5分でもいいので家のまわりを散歩する
- 読書で頭からストレスを追い出す
- 寝る前に今日うれしかったことを5つ思い出す
その3. 清潔さはキレイの条件と心得よ!
ニキビをつくらないための生活習慣の基本は、身体だけではなく、身のまわりも清潔に保つことです。
部屋の中にある不要なものを整理し、ホコリがたまりにくい環境をつくりましょう。
休みの日には窓を開けて空気を入れ替えて掃除をし、清潔な環境を保つことが大切です。
身体に触れるシーツ類やタオルもこまめに洗濯し、衣服も常に清潔なものを着るようにしましょう。
手洗いをこまめにして汚れた手で顔を触らないことや、髪の毛が顔に触れないような髪型でいることも、ニキビとさようならするための習慣の一つです。
その4. ニキビの敵である紫外線はシャットアウトすべし!
紫外線は日焼けだけではなく、シミやシワ、肌の炎症トラブルの原因になります。
ニキビができやすい肌ということは、それだけ敏感で、紫外線の影響を受けやすくなっています。
そのため、紫外線をシャットアウトすることでニキビができやすい生活環境を改善することができます。
ただ、敏感なニキビ肌に強い日焼け止めを塗ると、かぶれたり炎症を起こしやすくなったりすることがあります。
日焼け止めを使う時は、なるべく弱めのものを選びましょう。
そして、以下の方法をプラスして取り入れて紫外線を防止し、ニキビができにくい肌に近づきましょう。
- 外に出かける時は、日傘や帽子でガードする
- 長袖のパーカーやシャツ、スカーフなどで紫外線を防ぐ
- 部屋の中でも、UV防止効果のあるカーテンや日よけで紫外線をシャットアウトする
- 外出の時は、目からの日焼けを防ぐために、UV防止効果のあるサングラスをかける
ニキビを治すには肌にあった化粧品や薬の使用などさまざまな方法がありますが、体質を根本から改善するには、生活習慣の中に潜む原因を突き止めて改善することが基本です。
そして4か条をしっかりと守って、ニキビのできない肌質を手に入れましょう!